ちびっこ先生、現る

とっても発音の上手な、小学校2年生の生徒ちゃんがいます。

おばあちゃん、お母さんからも、レッスン中にいつも「上手に言うね〜」と褒められ、さらに発音に磨きがかかっています。


ある日のレッスン始めに、「おうちで、お母さんと(テキストの単語覚えのページを)練習したんだよ。今日は、お母さんと一緒にレッスンしたい!」と言って、練習の成果を披露してくれました。1つずつお母さんと確認しながら、覚えてきた単語を発音してくれたのですが、中には、発音が曖昧なものもありました。曖昧なときは発音を聞かせ、一緒に練習しながら、約30個の単語を読み上げてくれました。

再度、おうちでおさらいできるようにと、お母さんも一緒に発音練習してくれたのですが、途中から、お母さんは発音するたびに、生徒ちゃんから「お母さん、その発音違う!」と(手厳しく!)指摘しされることになってしまいました。


「どう違うの?」とお母さんが聞くと、「その音は、このアルファベットだから、この音になるんだよ。口の形はこうで、発音するときに、鋭くこの形を作るの!」などの説明が生徒ちゃんから返ってきていました。

あまりの詳しい説明に、お母さんが私に「そうなんですか?なんでこんなにできるの?」と目を丸くして聞いていました。生徒ちゃん曰く、「ワカコ先生の口を見ているから」だそうです。

まだ、年齢的に言葉数が多くはないので、発音の仕方についての私の説明を覚えているというより、私の口の形を真似して、同じ音が出るタイミングや口の使い方を、本人なりに理解し、自分の口についてお母さんに教えているということのようでした。


彼女の説明の上手さにも、とても驚きましたが、発音の仕方やフォニックスを深く理解していることに、さらに感心しました。その後、その上手な説明のおかげで、お母さんの発音はみるみる上手になっていました(それでもなお、生徒ちゃんから修正もされていましたが!)。次回のレッスンでの親子練習の成果が楽しみです。


教えるというのは、その事柄についての知識を持つこと、そしてそれを自分なりに消化し、深く理解していることに尽きるなと、改めて感じさせられました。

知識を深めることをさぼってはいけないと思うと同時に、毎回のレッスンでの口の動きは手を抜いてはいけないと、改めて気が引き締まりました!


英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

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