英々辞書のススメ

学生の頃、英語を勉強するときは英々辞書を使った方が良い、むしろ使うべきだと勧められました。

当時、そこまで意欲的に英語と向き合っていなかった私としては、「わからないから英語を勉強しているのに、解説まで英語で読むなんてできないし、やりたくない」と思っていました。英々辞書を買ってはみたものの、気が向いたときにたまに見るくらいで、と言ってもほとんど気も向かず、英和辞書を主に使っていました。


しかし、最近になって、ようやく英々辞書の良さがわかり、今はお仕事のときには欠かせないものの一つになっています。ある英単語の意味がわからず英和辞書を調べると、それぞれに合った日本語の単語が書いてあります。ですが、それは1番近い日本語であって、ぴったりの日本語ではないかもしれないということ気付かされたときがあったからです。


英々辞書が活躍するのは、英単語の意味を調べるときだけでなく、日本語から英語に翻訳するときにも使います。むしろ、こちらの方が多いかもしれません。ある一つの日本語の単語を英語にしたくて和英辞書を見てみると「これでもいいよ、これでもいいよ」と複数の英単語が出てくるときがあります。自分の表現したい言葉にはどれが一番良いのかわからないときに英々辞書を見てみると、それぞれの単語の定義が書いてあるので、細かいニュアンスが違うことがわかります。そうすると、日本語の単語に含まれた意味を理解していれば、その複数の英単語からぴったりのものを選ぶことができます。和英辞書や英和辞書は、別言語にしたときの対応した単語を調べるもので、英々辞書は、単語の定義を調べるものと考えると、同じ辞書でも使う目的が違うことがわかります。つまり、広辞苑や国語辞書の英語版です。


確かに、英々辞書を調べると、そこに書かれている単語の意味がさらにわからなくて、どつぼにはまることもあります。それで、いやになることもあると思います。それでもめげずに英々辞書を引き続けることをおススメしたいと思います。


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