例文は心境がはっきり出ることが多い?
レッスンをしていると、自分の中でクスッと笑えることがたまにあります。それは、とっさに出てくる例文が、自分の気持ちを無意識に表していることがわかるときです。
英文法を説明するときによく頭に浮かぶ例文は、「未来文の使い分けー前々からランチに行くことを約束していたときと、不意にランチに誘われたときでは、使う助動詞が違う」とか、「ランチに行ったときによく使う表現、動詞はこれ」とか、ランチネタが多いのです。小学生のレッスンでも、好きな食べものを言う、聞くなど、食べものネタが多いようです。
自分では無意識でしたが、生徒さんから指摘され、初めて気づきました。
とある講演会を聴きに行ったとき、「私に必要なのは休むことだ」とか「できることは働き続けることだ」という例文を見ました。講演者はご多忙中だったことと推察しました。
とある問題集では、「猫がバスに轢かれた」たか「火事の時、眠っていたら死んでいただろう」などの例文が多くて、なんだか気持ちが暗くなります。編者には、何かがあったのかもしれません。
例を示すときには、相手がイメージしやすいものを、また印象に残るものをと思っています。とっさに考えるときも多いので、バリエーションは少ないですが、その中でもあまり心の状態が出ないものを考えるように心がけたいと思います。
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