基礎をおさえたあとは「血の通った」英語を
先日「とんでもなく役に立つ数学」という本を読みました。
この本では「数学で考える」とはどういうことかを提起しながら、記号としての数学だけでなく、その背景にある考え方を理解することで、現実社会で様々な場面で出てくる数学、つまり「血の通った数学」の姿を見てみようというものです。市民マラソンのスタート位置の計算の仕方、目撃情報の信憑性など、数学なしにはわかりえない、けれど身近にあるような問題の解決の仕方が例として出され、とてもおもしろかったです。
英語も同様で、単語や文法を覚えるだけでなく、その文化的背景知識を知ることで、より実践的な英語力を身につけることができると思います。それこそ「血の通った」英語となるのではないでしょうか。なぜこの場面で、この単語や助動詞、前置詞を使うのか、そういったことに目を向けると、覚えなければならなかった英語項目が、血の通った生身の英語になるかもしれません。
ここのところ、英語の歴史(英語史)の知識の必要性を感じています。この春夏は、英語学習に興味を持ってもらえそうな英語学の知識を、もう少し深めることにします。
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