ちょっと試してみる

人は、臓器の中で耳が一番にできると言われています。

だからこそ、耳の発達は他の臓器よりも早く、母親の胎内にいる時から人の声や音を聞き分けることができるそうです。泣いている赤ちゃんが、お母さんの声を聞くと安心して泣き止むというのも、このことからわかると思います。

その後、成長するにつれて、五感それぞれを使って、情報を得るようになります。五感から得る情報量の中でも、視覚由来のものが一番多いのではないでしょうか。


英語学習での4技能は、読む、書く、聞く、話すですが、人それぞれに、得意分野や興味のある分野もあるので、4技能全てをバランス良く伸ばしていくというのは、なかなか難しいように感じます。

ただし、最近の傾向として、全体的に聞く力が弱くなってきているように感じます。ラジオや音楽よりも、テレビやインターネットでの映像やSNSの文字に触れる機会が増えていることも一因かもしれません。映像も字幕付きのものが増え、情報を視覚から得ることの方を、より楽に感じる時代になった気がします。


耳の力を衰えさせないように、また、衰えてきているような様子に危機感を感じ、最近のレッスンでは、リスニング練習をする時間を意識的に増やしています。

実際、毎日YouTubeで海外の情報を聞き流している中学生の生徒ちゃんや、小さいときから洋楽ばかり聞いている生徒ちゃん一家は、小さいときから変わらず、非常に高いリスニング力を持ち続けています。日常的に、どれだけの時間を、耳を使っているのかということで、聞く力が変わってくるのでしょう。海外に留学した学生が、現地の言葉を聞けるようになるというのは、長時間その言語を聞き、たくさん耳を使ったということの表れだと思います。


今、中学2年生の生徒ちゃんに、聞く力を向上させるお試しをしています。私自身も、なじみのない言語をどれくらい聞けば、聞きとれるようになるのか、一緒にお試しをしています。

まずは一週間後、彼女のリスニング力の変化を楽しみにしたいと思います。


英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

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