種を蒔く

新年度になり、ある生徒ちゃんが「英語を教えるバイトをします」と話してくれました。

その生徒ちゃん、将来は英語教員になりたいそうで、教える職業に興味があったそうです。


ある日、「バイトはどんな感じ?」と聞くと、「○○という文法項目を教えている」と話してくれたので、「それは、こんな風に導入して、そのあとこれに発展させると、理解しやすくて、後に応用がきくよ。」という話をしました。彼なりの気付きがあったようで、プラスアルファの理解をしたような顔をしてくれました。

話しながら、そうか、自分もこうやって教えられたことを生徒ちゃんに伝え、生徒ちゃんはまたその生徒ちゃんに伝えていくのか、なんだか伝言ゲームみたいだなと思いました。


今までは、「自分が英語を教える」ことにばかり目が向いていましたが、「教える」という行為は、まるで、種を蒔き、その種が花開き、さらに新たな種を蒔くようなものだなと思うと、なんだかワクワクしてきました。

人は、自分の知っていることしか教えられない(から、常に知識を深めていかなければならない)と教えられたことがあります。


ただ単に英語を教えるだけではなく、どんな風に種蒔きをすればよいのか、種を蒔いた先にどんな花を咲かせたいのかを見据えること、その楽しみな未来を想像することを忘れかけていたような気がします。

ここのところ、異業種の方の仕事を見聞きし、学ぶことがたくさんありました。人は皆、それぞれの分野で種を蒔き、いろんな花を咲かせようとしているんだなと気づかされました。


私は私の分野で、種蒔きをしていきたいと思います。



英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

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