小さな一歩、大きな前進
新暦でも旧暦でも2019年が明け、あっという間に今年度も終わりが見えてきました。
受験を控えていた生徒ちゃんたちも、4月からの進路が固まりつつあり、ホッとしています。前のお教室で一緒だった元生徒ちゃんたちからも、高校決まったよ!とか、大学が決まりました!など連絡をもらい、あんなに小さかったあの子たちも、自分の進む道を見定めて歩んできたのだと思うと、頼もしいと思うと同時に、少し寂しい気もしています。
私自身は、英語という数ある科目のうちの1つの科目を通して生徒ちゃんたちの成長のお手伝いをしていますが、英語に関係してもしなくても、これだ!という自分だけの夢や目標を見つけてほしいと思っています。(願わくば、英語って(言語学として)おもしろいねと言ってもらいたいところですが。)
お手伝いしていますとは言うものの、たくさんの新鮮な驚きや衝撃は、日々生徒ちゃんから与えてもらっています。
ずいぶん前の話ですが、小3の女の子が「ワカコ〜、学校で英語あったんだけどさ、エルってなに?」と聞いてきました。「エルって、Lと違うよね? みんな、エルって言うんだよ。」と続けていました。
アルファベットを学ぶときに、フォニックスに繋げるため発音を徹底しています。自分の獲得した音との違いを疑問に感じたのでしょう。彼女のすごいところは、その聞き分けができている点と、かつ音が違うけれど同じLだと認識できた点だと思うのです。
私の答えは「日本語でもひとつの言葉も人によって発音が違うように、英語も音が違うこともあるんだよ。アップルもappleもリンゴだってわかるよね? 人によっても言い方が違うんだよ。」と話しました。決して、カタカナ英語を推奨しているわけでも、否定しているわけでもありません。ただ、これから様々な人の話す英語を耳にしたときに、音だけで”これは良い英語””これは悪い英語”と判断してほしくなくて出た答えでした。(最後の方はあまり聞いていなかったようですが...)
彼女は英語に触れる機会が増えてくることによって、多方面から刺激を受け、わからないことがわかる楽しさ、できなかったことができるようになった嬉しさを感じているようです。目には見えにくい小さな一歩が、積み重なって大きな前進となることと思います。
*************
「えいごなんでも屋」お問い合わせ先
Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp
Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)
Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya
0コメント