愛(I)のある言葉が〇〇になる
街中にあふれている看板や案内板に書かれている英語をよく見ると、気になるところがたくさんあります。
2文を繋げているのに主語がそろっていないとか、同列の名詞なのにこっちは単数形であっちは複数形とか、ややこしい語彙選択されていてまわりくどいものとか、、、。
小姑のようにチェックしようという訳ではなく、どんな英語を使っているのかなというワクワク感で見始めるのですが、次第に残念な気持ちになってくるのです。
一番気になるのは、言葉の省略です。
例えば、"〜〜〜 in the vicinity. (近くに)" という文を見ました。日本語では、前後の文脈からこの文の意味は通ると思います。 ですが英語では、「近所ってどこの近く?」という具体的なもう一言が必要なのではないでしょうか。簡単に "near ..." でもよかったのではないかなとも思いました。
このような英文は、言葉に対する気持ちがあまり感じられず、雑に作られた印象を受けます。翻訳アプリなどで、簡単に日本語を英語にすることもできますが、訳ができて終わり!では気持ちがこもっていなくて、淋しい気もします。
もちろん、うなるほど素敵な英語も、すぐに真似して使いたい英語もたくさん見かけます。
丁寧に練られたような感じが、やはり血の通った言葉という印象を受けます。
先日の講演会で「英語(EIGO)から愛(I)を取ったら、ただのエゴ(EGO)」というお話も聞きました。愛のこもった英語を使いこなしたいものです。
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