世界にはたくさんの言語があるから、初めての外国語が英語じゃなくてもいいと思う。

昨日8月6日は、71年前に広島に世界で初めて原爆が落とされた日でした。

広島ではこの日は登校日で、私も学生の頃は、原爆投下の8時15分には学校で黙祷を捧げ、平和について思いを馳せました。広島に引っ越すまでは、8月6日は一年間の中のとある一日でしたが、広島で平和学習を積むにつれ、8月6日が特別な日になりました。

沖縄に住む今、6月23日の慰霊の日が特別な日であるように、教科書だけでは感じることのできない身体で感じる歴史的に特別な一日が、その土地ごとにあるのだと思います。

このような特別な一日は、どのような地域やどのような記念日であっても、平和やごく当たり前にある日常の大切さを思い起こさせてくれる、日々の生活の原点に立たせてくれるものではないかと思います。


昨日の同じ時刻、地球の反対側では、夏のオリンピックが開幕しました。広島での記念式典のテレビ中継を見終わり、リオでの開会式にチャンネルを切り替えました。世界の国と地域の人々が一堂に会して、オリンピックスタジアムに入場してくる様は、何回見ても世界の縮図に感じます。人種、言葉、習慣が違っても、一つの目的のために、一つの場所に笑顔で集まる人々の姿に胸が熱くなる思いです。


子ども英語教室に行っていたときに、よく「英語ができたらどうなるん?」とちびっこちゃんに聞かれていました。世界にはたくさんの国といろいろな言葉を話す人がいること、英語が世界の公用語であること、だから英語を使ってたくさんのお友だちができるかもしれないことを話していくと、まだ見えない世界にワクワクするような顔をしてくれる子もいました。


確かに、英語は世界共通言語です。

でも、昨日の開会式を見ながら、ふと英語でなくてもいいのではないかと思いました。日本語以外のなにか言語が一つできると、その言語を話す人たちとは意思疎通ができます。

「外国語を学ぶなら、まずは英語」という考え方は正しいのでしょうか。世界にはたくさんの言語があります。中国語でも韓国語でもスペイン語でもポルトガル語でも、興味が向いたものから学んでみるというのも、英語を学ぶのと同じくらい世界は広がると思います。「何語を学ぶか」ではなく、「何語でもいいから、それを学ぶとその言葉を話す人とお友だちになれる」というポイントが、外国語を学ぶときに必要なのではないかと思います。


【母国語+どこかの外国語 = どこかの人との縁 =世界が仲良し(世界平和?)】

なんて構図はいかがでしょう。


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