ひとつひとつの単語とも相性の良し悪しがある?

外国語を学ぶときに、どうしてもある程度の語彙力というのは必要になってきます。語彙を増やすには語彙を覚えるしかないので、記憶力との勝負になってきます。そして、覚えたら使いこなす応用力も必要になってくると思います。


新しい単語に出会ったとき、なんだかわからないけどスルリと頭に入ったり、さらには音が好きですぐに使いたくなる単語もあります。その反面、どうしても覚えられない単語も、たくさんあります。その単語の意味が難しいとか易しいとかではなく、何回聞いても、何回書いても忘れてしまう。そんな単語です。


不思議なことなのですが、 "red" という単語が覚えにくいという低年齢の男の子を、今まで何人か見てきました。戦隊もの(○○レッド)でも出てくるような単語なのに、なぜか【赤 = red】が頭に入ってこないようなのです。昨日のレッスンでも、動物の単語や受け答えなどはスムーズにできるのに red で引っかかるという場面がありました。本人も悔しそうに首をかしげていました。

ちなみに、私は高校生のときに「ついていく」という "keep up with" がとても苦手でした。今でも、その語が出てくると、そのときの苦い思いが甦ります。


どうして覚えられないのかというのは、脳科学的に詳しくないのでよくわかりませんが、その単語との相性が悪いとしか言いようがないのではないかと思います。それぞれの単語と学習者の間には、理屈では説明できない相性というものが存在すると思うのです。

相性の良い子(単語)とも悪い子とも、うまく付き合っていかなければならないのかと思うと、なんだか学習というのも人間関係と同じようでおもしろい気もします。結局のところ、自分の中で上手に折り合いをつけて、こつこつ覚えていくしかないということなのでしょうね。


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