理解している記憶か、単なる暗記か
ちびっこレッスンでよく見られることです。
「1から10まで数えてみよう」と言うと、"one, two, three..." とスムーズに言えます。なのに、10から逆に数えてみるとつっかえたり、他のことをしている最中に何かの数を一つだけ答えるということはできなかったりします。
また、単語もCD教材があるものは、音源の順番通りに覚えます。発音も完璧にコピーされていて、すばらしくきれいです。なのに、一つずつを取り出して言ってみようとすると、やはり言えないのです。
年齢的にその単語の意味を理解できないという問題ではないと思います。というのも、大人でも(私の場合)、単語帳では覚えているはずなのに、長文で出てくると思い出せないということがしばしばあります。
でも、その現象を「単語の理解ができていない」ということで、ばっさり終わらせるということは違うのではないかと思っています。
大人の場合は、単なるパターン記憶で、しかもその単語が長期記憶に刻まれていない状態になっているだけなのだと思います。これは、インプット量や、応用回数を増やせば解決できるのではないかと思っています。
しかし、子どもの場合は、パターン記憶だけではない、何かがあるように思えるのです。実際、順番通りにしか言えない子が、ある日を境に、ばらばらにしてもすらすらと言えるようになるのを見てきています。言えない単語は、しばらく放置していたりもするので、インプット量だけのことでもないと思うのです。不思議です。
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