"there" で片付けられない「あります」
前回の「あります」を英語にすると、日本語では動詞に見える「ある」が、英語だと主語"there" になるということの続き。
https://eigonandemoya.amebaownd.com/posts/1453349
「ある」が "there" では表すと違和感のある場合もあります。
1. その動物園は2頭のライオンがいます。
この日文を訳した二つの英文を比べたいと思います。
2. There are two lions in the zoo.
3. The zoo has two lions.
どちらがより自然な文でしょうか。
2と3は、「その辺にあるよ」(存在、提示、紹介)と「持っているから、あるんだよ」(所有する動作)の違いがあります。2は存在、3は所有を表します。
なので、動物園に、ライオンがぼわーっといるわけではなく、動物園がライオンを所有しているので、2より3の方が自然だといえると思います。
英語では、「状態」か「動作」かを、使う動詞によって、明確に示す場合が多く、そこの違いに注目するのもおもしろいかもしれません。
今年の10月は、短時間の雨(スコール?)が多く、なかなか涼しくなりません。
4. It is raining every day.
5. We have rain every day.
ここにも、微妙な違いがありますが、今の気分は、雨降りの日が多いという5の文です。
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