English was not built in a day.

「ローマは一日にして成らず("Roma was not built in a day.")」ということわざがあります。何ごとにも紆余曲折の歴史があり、今、私たちが見聞きしているものには存在理由があるということは、英語という言語にもあてはまります。


英語は、古英語→中英語→近代英語と変化しながら、今の現代英語の形を取っています。概要として、古英語から中英語に移る際に、語尾変化の消失、語順の固定化、助動詞などの機能語の発達が起こり、中英語から近代英語に移る際に、大母音推移(二重母音化)が起こったと言われています。


その変遷の理由として、ブリテン島での歴史を知ることは欠かせません。そもそも、英語はイギリスの言語ではなく、西ゲルマン語であったと言われています。ケルト人が住んでいたブリテン島にゲルマン人(アングロ族・サクソン族=ラテン語民族)が移住し、その後、ノルマン朝(フランス語)の支配、100年戦争の結果としてのイギリスの独立、活版印刷術の春名、イギリスの発展、アメリカ独立戦争などを経て、今の現代英語ができたということだそうです。知れば知るほど、浪漫を感じます。


現在の英語は、英語という母体のもと、方言のようにいろいろなタイプの英語が存在しているのではなく、個々の英語(イギリス英語、アメリカ英語、日本英語、オーストラリア英語)はそれぞれの英語(Englishes)が存在していると言われています。

今の英語もスペルの変化、発音の変化、文法の変化などがめまぐるしく起こっています。言語という側面から見ても、歴史はとても興味深く、同時に文法事項を知る上でも、知っていて損はない知識だと思います。


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