記憶に残った今週のイタリア語表現

先日のイタリア語レッスンで、興味深かったこと。

古代ローマ、シーザーが出てくる時代の歴史について、映像を使って勉強しました。今から始めるよーという時の、先生と私のセリフです。


先生: "Facciamo la storia."(=歴史の勉強をしましょう。)

私 : "Facciamo?!"


facciamo の原形 fare は、英語のdoやmakeにあたる意味(する、作る)ですが、直訳すると「歴史を作る」「歴史をする」となってしまうのに、違和感を感じたのです。

私が思わず発した言葉に、?マークの表情を浮かべた先生に、違和感を感じたこととその理由を話してみると、「あー、そうですね。よく考えると、私たちが歴史を作るわけじゃないから、この表現はおもしろいね。」とのこと。

文法とは違って、語彙選択に理由などないですよね。「授業として勉強する」は "fare ○○(科目名)" と表すのだそうです。


日本語も同様に、普段なにげなく使っている表現の中で、外国人が勉強すると違和感を感じるものがいろいろとあるのだろうと思います。

使われている語彙をじっくり見てみることによっても、母国語や外国語のおもしろい発見ができるのかもしれません。


*************

「えいごなんでも屋」お問い合わせ先

Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp

Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)

Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya

英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

0コメント

  • 1000 / 1000