英語で会話した後のひとり反省会
昨夜は、家族ぐるみで仲良くしているアメリカ人夫婦と私たち夫婦で、ごはんを食べに行きました。周りにとても気を遣うタイプのオク様と人見知り気味のダンナ様のカップルで、出会い立ての頃は遠慮がちだった会話も、2年の歳月を経て、今ではすっかり気心しれたものになっています。
二人と過ごす時間は、いつも笑いに満ちたものでとても楽しいです。しかし、二人と別れた後は、いつもひとり反省会をするのです。もっとこう言えば良かったとか、あのとき使った単語はおかしかったとか。
頭の中の反省会の様子を整理してみました。
そもそも、会話で口を挟むというのは、じっくり考えるより、瞬間的に感じるままを表現するものだと思います。私の場合、言葉が口をついて出た瞬間、あれ?と思うこと、例えば、なぜそんな主語を使って話し出したのか、なぜそんな時制を使っているのか、に自分で違和感を感じながらも、動き出した口は止まらず、途中からは話したい内容よりもおかしな点が気になり「あー、ごめん。やり直しさせて。」と心の中で言いたくなることがしばしばあるのです。
会話はキャッチボールですから、当然やり直しはできないものの、会話は続いていくので、意思疎通はできているのですが、楽しい会食中にも関わらず、「むー、やっぱり話すのって難しい!」って思って落ち込んでくるのです。そうは言っても、おしゃべり好きな性格が良かったのか?落ち込む間もなく、また口を挟み、あー、しまった!と思い、むー!と思う。その繰り返しです。そして、反省会へ。
しかし、通訳をする時のことを考えてみると、時制が!とか主語が!とか思うことはあまりありません。文があらかじめ整理されていて、頭で理解できた内容を話し出すからだと思います。
つまり、心が緩んでいるお友だちとの会話でも、話し出す前に、自分の話したいことを頭の中で整理する時間と作業が、自分には必要だということなのでしょう。それを瞬時に。よく考えてみると、日本語でも、考えなしに話し出すと、何を話したかったのか、文の組み立てもわからず、収束がつかなくなるときさえあります。これも同じことですね。
ひとり反省会をしなくてよい日が来るのはまだまだのようですが、着実に一歩ずつ進んで行きたいと思います。
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