助動詞は彩り
今晩は、週に一回通っているイタリア語レッスンで、クリスマスディナーをいただきました。前菜、スープ、パスタ、魚料理、肉料理、デザートで構成された、イタリア人の先生お手製のフルコースです。
先生は、イタリアの伝統的なクリスマス料理を紹介してくださるのですが、そのお料理はというと、ハーブやオリーブオイル、バルサミコ酢などを使った、普段あまり食べないようなお味なのです。しかしとても美味しく、このクリスマスディナーは、毎年末の楽しい恒例行事となっています。
私たちの教室が遠方であるにも関わらず、お料理だけでなく、部屋の飾り付けからBGMまで万全の準備をされる先生の姿に、どのような雰囲気で食事をするかということも、食事する時間を楽しむ上でとても大事だということを考えさせられます。
どんなに美味しい料理を頂いたとしても、雑然としたお部屋では、気分も落ち着かず味が半減してしまうことでしょう。料理の味=メインの目的は、人と空間の雰囲気=サブの働きによって彩られ、メインが引き立つということなのだと思います。
先日、大人の英語レッスンで、動詞は本動詞と助動詞で成り立っている説明をしました。本動詞なしでは文は成り立たない、助動詞なしでも文は成り立つ。けれど、助動詞を本動詞に添えることにより、時制や様相の意味を付加することができ、意味の幅が広がる。ということを、例を使って話していました。すると突然、生徒さんが「助動詞って彩りなんですね!」と言われました。その素晴らしい表現に驚き、思わず黙ってしまいました。その表現は、私の説明したかったことを端的に表していたからです。
「助動詞は彩り。」 これから、英語を使うときに、機械的に助動詞を使うのではなく、本動詞をどんな風に彩ろうかという見方で助動詞を捉えていくと、さらにおもしろさが深まっていきそうな気がします。
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