人を共感させる力とは

毎年、1月1日の夜は、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートをテレビで見ています。いつか生演奏を聴きたい!と、これまた毎年言いながら。
学友協会ホールの花飾り、指揮者によって変わる選曲、ウィーン国立バレエ団のストーリー仕立てのバレエなど、見どころも満載で、テレビ越しにも関わらず、見る度に華やかな気分になっています。昨夜も、いいねーいいねーと言いながら、新春の音に浸っていました。
ところが、途中から、指揮者マリス・ヤンソンスさんの顔から目が離せなくなってしまいました。というのも、時には楽しい話でも聞いたかのような笑顔で、時にはいたずらっ子のような表情で、感情豊かに指揮をされていたからです。気のせいか、楽団の方々も、楽しそうに演奏されていました。いや、ニヤニヤしながら演奏されていた方もいらしたので、思い過ごしではないと思います。
そして気がついたら、私自身も緩んだ顔で、テレビを見ていました。当然のこと、演奏は素晴らしかったのですが、終わった後は、優雅なというよりは、楽しい時間が終わってしまった寂しさが先立っていました。

話は変わり、今日は、通りがかりに大道芸を見る機会がありました。ものすごい人だかりにつられ、思わず足を止めて、10分ほどパフォーマンスを見てしまいました。その大道芸人は、技だけでなく話術にも長けていて、そんなところも、通りすがりの人たちの興味を引いたのだと思います。そして、ひとつひとつの技を繰り広げるときの表情が、実に楽しそうでした。その様子に引っ張られるように、小さい子どもが、自然に何度も声掛けをする場面もあり、とても楽しいひと時となりました。

昨夜の指揮者と今日の大道芸人、共通点は「楽しそうな表情」でした。
人は、楽しそうにしている人の様子が気になり、人が楽しそうに行っているものは楽しいに違いないと思い、時には自分も挑戦したくなったり、別の人にも薦めたくなったりするのでしょう。そんな楽しげな気持ちが場の空気を楽しいものにもしていくのだと思います。
「楽しそうな表情」とは、人を共感させる上で、とても大きな力があることを、再認識させられました。

明後日から、今年の英語レッスンもスタートします。楽しそうな表情で、レッスンできるように努めたいと思います。

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