許容と義務:前編
先日行われた、ゴールデングローブ賞の表彰式をTVで見ていて、思ったこと。
レオナルド・ディカプリオさんが受賞作の監督に向けて述べられていた、謝辞の言葉です。
"Thank you for allowing me to be a part of this journey with you."
日本語にすると「私を、あなたとの旅の一員にいれてくれてありがとう」といったところでしょうか。この中で「私をいれてくれて」の部分を"allowing me"を使うところに、うなってしまいました。私だったら"letting me"は思いついたとしても、"allowing me"は思いつかないだろうと思ったからです。
話は変わって、公共の場では、注意書きの看板が立てかけられているのをよく目にします。日本語では「○○してはいけません」と書かれていますが、英語では"You are not allowed to ○○."と書かれています。
「○○してはいけない」という禁止の表現としては、助動詞の"must"を習います。
では、なぜここで"must"ではなく、"allow" が登場するのかというと、この言葉に含まれた意味の違いだけでなく、日本語と英語の視点による違いが関係してくるのです。
続きはまた明日。Please allow me to leave it for tomorrow.
*************
「えいごなんでも屋」お問い合わせ先
Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp
Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)
Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya
0コメント