間延びする母音

昨日、某所で英語アナウンスを聞いたときに、アメリカで、発音クリニックの講座に参加したときのことを思い出しました。


一回目の講座のときに、講師から各参加者の発音を聞いて、個別にアドバイスするとともに、その注意点を参加者全員でシェアしたいと言われました。その日の決められた時間、講師の留守番電話に、与えられた1パラグラフ程度の文章を録音するという課題が与えられ、ドキドキしながら電話をかけました。

次の講座で、アドバイスシートを頂いたのですが、そこには「母音が長音化しやすいので注意」と書かれていました。そして、これは日本人に起こりがちな特徴だとも書かれていました。


それから、自分の発音や周りの発音を注意して聞いていると、確かに長音化している場合が多いのです。例えば、"all" 、"ball"や "aboard" などです。ほんの少しなのですが、間延びしているのです。

日本語には、「スキー」「美容院(びよーいん)」などのように、「−」で延ばす音があり、この音は発音時には一音節としてとらえるので、日本語話者は延ばす音に慣れていると言えるかもしれません。

少し注意して、心持ち短めに発音してみると、その単語が引き締まって聞こえます。逆に、間延びすると強調して聞こえがちなので、文意に沿わず、おかしく聞こえる場合もあるかもしれません。


昨日のアナウンスは、間延びした音が多く入っていたので、かえって聞き取りづらい印象を受けました。音声面から見ても、日本語と英語では違う特徴がたくさんあります。全て把握することは難しくても、少しずつ理解して、身につけていけていきたいと思います。


**************

「えいごなんでも屋」お問い合わせ先

Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp

Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)

Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya

英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

0コメント

  • 1000 / 1000