ボストン・アクセント

先日、ABC Newsの Nightline を流し聞きしていたところ、何かの特集で「ボストン・アクセントって、母音が長母音化するよねー。ほら、こんなふうに・・・・・。」と言って、数個の例を出していました。(発音記号が書けないので、詳細は省きます。)


ボストン・アクセントの特徴は【音節末尾や子音の前の/r/を発音しない。また、開いたa音であるを用いるため、a音が長母音化して聞こえる】(参考;wikipedia)です。ケネディー家を代表とするボストン出身者の話し方が、前述のニュースのようにパロディ化されることもしばしばあるように、アメリカでも特徴的と言われる方言の一つのようです。r音が、一般的なアメリカ英語よりも弱いので、ブリティッシュ英語に近いと言われていたり、日本人には聞きやすいとも言われています。


ボストンは、1630年にイングランドから来た清教徒たちによって開かれたという歴史があります。発音は、母語の影響を受けやすいといわれていますが、ボストン・アクセントもその一例かもしれません。


そんな「特徴的な音が聞ける」と言われるマサチューセッツ州に住んでいた時も、住んでいたという話をした時も、マサチューセッツ州外のアメリカ人の友人から、「ボストン・アクセントって、どうだった? わかった?」というようなことを聞かれたことは、多々ありました。しかし残念ながら、そこまで「おー、これが噂に聞くボストン・アクセントか!!」と気付いたこともなく、過ごしていました。

今になって、もう随分と離れてから、このように「ボストン・アクセント」を強調して取り上げられているのを聞くと、なんだか懐かしい気もしました。


日本では、方言を聞くことは地域性を感じることの一つだと、よくメディアで取り上げられます。しかし、こういった感覚は、どこの国や地域の人にも共通する感覚なのかもしれません。


**************

「えいごなんでも屋」お問い合わせ先

Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp

Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)

Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya

英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

0コメント

  • 1000 / 1000