「使える」語彙を増やすには?

晩ごはんを食べながら、ぼーっとアメリカのテレビ番組を見ていました。CSで流れている英語音声日本語字幕のものです。そこで繰り広げられていた会話の中で、自分でも活用できそうな新たな語彙を4つ覚えました。普段は、2つ覚えて1つすぐ忘れ、もう1つも定着するまで何度も辞書を調べるというくらい、単語を覚えるのが苦手な私にとって、この短時間に自信を持って4つ覚えたと言えるのは驚異的な数字です。

1. roster: list of names showing duties to be performed and the times at which those named are to perform them 

2. make through: done with

3. pay off: (n)3: informal the outcome of a series of events or circumstances; climax

                 (v)17-e: to result in success or failure

4. spot: (n)5: a place;  locality

(出典: 1. OALD, 2-4. Random House webster's College Dictionary)


韓流ドラマをよく見る人は、韓国語習得が早いと聞きます。これは、ドラマに使われている会話を聞き、状況とともにその単語の持つニュアンスを理解し、音声を(複数出てきたら繰り返し)聞くことにより、確実にひとつひとつの単語が記憶されていくからでしょう。

外国語の単語を覚えるとき、単語帳や参考書を使ってこつこつと覚える作業も、語彙を増やすという目的には有効ですが、この方法では「覚えた単語」を忘れる数も多いと思います。それより、ドラマでもニュースでもなんでも、実際に外国語が使われている現場を見聞きし、そこで使われている言葉を真似て使う方が、はるかに「覚えた単語」を忘れる数は少ないと思います。外国に留学した人が、短期間にその国の言葉を習得するのは、この機会が多いからにほかならないと思います。


外国語学習は、言葉を覚えて使うための練習です。だからこそ「さぁ、勉強するぞ」と机に向かわなくても、テレビ、本、もし旅行すればその土地で見た看板など、勉強するネタは身近にあると思うのです。機会さえあれば、どこにいても習得はできると思うのです。


昨年末、ある英語試験で「来年(2016年)から、テストの一部を変更し、よりオーセンティック(実際的)な出題形式を採用することとなりました」(ほぼ原文のまま)という案内がされていました。

試験問題が実際的な英語かどうかは、実際的な英語にたくさん触れなければ判断が難しいと思います。先のテレビの話ではないですが、もっと身近に英語に触れる機会があれば、それこそが実際的な英語を習得する近道であり、確実な道ではないかと思います。

英語を外国語としている私たちが、より実用的、実際的な英語を身につける必要性があるいう時代の流れならば、その機会を広げていく流れもあってよいと思うのです。どんなテレビ番組でも、外国語からの日本語吹き替えは、自分で原語音声か日本語音声かを選べたらいいのにと、常々、切実に思っています。


**************

「えいごなんでも屋」お問い合わせ先

Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp

Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)

Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya

英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

0コメント

  • 1000 / 1000