発音しにくい音
外国語を発音するとき、母国語にない音を発音することは、とても難しく感じます。というのは、発音というのは、母国語の音にひっぱられるからだと言われています。
日本語話者は、韓国語の母音の細かな違い、英語の "th" "f" "v" "r" "l"、イタリア語の "gli"の発音などが難しく感じられると思います。(他の言語についてもそれぞれあるのだと思いますが、ここでは省略。)
逆に、韓国語話者にとっては日本語の「ツ」「ザ」、英語話者にとってはタ行(はじかずに発音すること)、イタリア語話者にとっては日本語のハ行などが難しいようです。
生まれてから、主に発してきた音によって発声器官は成長していくようなので、母国語を発音しやすくなるよう体はできあがっていくのでしょう。ですが、多言語を使うのであれば、それぞれを発音するときの発声の仕方が違うことを理解した上での、それ相応の練習が必要になるのではないかと思います。
外国語だけでなく、方言にも独特の音があります。それらを正しく発音するのであれば、こういった場合にも、それ相応の練習が必要になると思います。
韓国語を習っているとき、自分では正しい発音をしているつもりが、韓国語話者の先生には発音を直されることが多々あります。正しい発音の見本を示してもらっても、どこが違うのかわからない時さえあります。先生の発音と私の発音の違いは、私にとってはほんの少しにしか感じられなかったとしても、韓国語を母国語とする方にとっては、かなり大きな違いなのかもしれません。韓国語の発音練習する時間(アウトプット量)が、まだ絶対的に少ないことも原因だとは思いますが、聞く時間(インプット量)を増やせば、自分の発音が正しいのかどうなのか、自分自身でより鋭く判断できるのではないかと思っています。
もちろん英語の発音も完璧とはいえません。日々、非母国語を話す難しさを感じています。
レッスン内でも、その難しさを共有した上で、私を含め、それぞれの方に合わせて、どうしたら外国語である英語の発音を向上できるのか、一緒に探っていきたいと思っています。
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