オノマトペ

オノマトペとは、擬音語・擬声語・擬態語のことです。「今日は空気がカラッとして、太陽がサンサンと照っていました。が、まだ空気はピリッと冷たく、肌はカサカサです。」など、日常的な会話には欠かせない要素だと思います。

私自身も、オノマトペの音が好きで、普段の会話では使いすぎる傾向にあると思っています。様子を表すには便利なのですが、会話がやや幼稚になるような気がして、使いすぎないようにも気をつけています。


オノマトペはフランス語語源で、日本語には多く存在すると言われていますが、英語にもたくさん存在します。(英語では"onomatopoeia")

よく比較されるのが、動物の鳴き声だと思います。例えば、ネコの鳴き声は、日本語では「ニャーニャー」とよく聞きますが、英語では"Meow, meow."と言われています。言語が違うと、 N音とM音が変わってくることが、私にはとても不思議に感じます。ネコは同じように鳴くはずなのに、どうしてこのような違いが生まれてくるのでしょうか。ネズミに至っては、日本語は「チューチュー」ですが、英語は"Squeak, squeak"と似ても似つかない音になっています。

初めて言い出した人が、たまたまこのように聞こえたのか、文化の違いか、他の何かの違いか。


同じことを体験したときに、人によって感覚的な感想が違うのはよくあることです。最近では、SNSで、ある洋服の色をめぐって、人によって認識が違うことが話題になっています。ずいぶん前になりますが、夫と友人と私の3人で、キャラメルソースがかかったケーキを食べた時の話です。それぞれが感想を言い合ったところ、友人と私は「ほろ苦い」と、夫は「辛い」と言ったこともあります。

これは、インプット(視覚、味覚で感じる)時の感覚の違いなのか、アウトプット(感想を言う)時の使用語彙の違いなのかよくわかりませんが、どこでこのような違いが出てくるのか、興味深いと思っています。


「英語」「日本語」という認識がない小さな子どもにも、オノマトペはとてもおもしろく聞こえるようです。明日の子どもレッスンでも、オノマトペを使って、少し遊びたいと思っています。


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