Recap the workshop on English Poetry ③
Today's theme is English syllables.
英語詩のワークショップ3回目。
今回は、ライム(韻)と隠喩に続いて、音節について。
Syllable (音節):単語の中の音の区切り。それぞれの音節には、必ず一つの母音を含み、時に子音も一緒に含みます。
*スペルの母音(a,e,i,o,u)ではなく、あくまで音から見たときの母音のこと。
例)
1音節の単語:I, Oh(母音のみ), at, are(母音・子音), tie, so(子音・母音), late, book(子音・母音+子音)
2音節の単語:after(母音・子音+子音・母音・子音), only(母音・子音+子音・母音)
3音節の単語:terephone(子音・母音+子音・母音+子音・母音・子音)
アメリカでは、小学校低学年で音節を学ぶとき、手をたたきながら、それぞれの単語が何音節で成り立っているのか確認するのだそうです。
音節は拍(beat)を生みだします。英語詩は音節数を揃えて作られています。(例えば、4行の詩では、それぞれ7音節, 8音節, 7音節, 8音節 など) それにより、読者は読みながら拍を打つことができます。音節数を揃えるために、母音を加えたり、減らしたりすることもあります。(flower → flow'r など)
文字数を定めている日本の俳句や短歌にも、共通することではないでしょうか。
感想)
ライムで印象を強くし、隠喩で内容のイメージの幅を持たせ、音節を揃えるためにリズミカルに読ませる。短い言葉の集合の中にある作者の意図を深く探っていくと、「詩」というものが、とてもおもしろく感じられるようになってきました。一語一語が、単なる単語の羅列ではなく、韻を踏ませるため、隠喩を作るため、音節をそろえるために、数ある中から選び抜かれた単語だと思うと、その単語たちがより美しく感じられます。
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