初対面での名乗り方とは?
4月になり、英語の授業やレッスンを新たに始めたという人が多くいることと思います。
多くの教材(教科書)では、レッスン1は「自己紹介をする」(目的は、1人称"I"と2人称"you"のbe動詞を使う)というテーマになっています。内容は「名前、出身地(国籍)」というものがほとんどです。
例:Hello. I am Yamada Taro. I'm from Tokyo. How about you?
*ここで出てくる「名前」についてですが、最近は「苗字+名前」に変わってきているようです。
このような会話文では、"Yamada Taro" と名乗っていることが多いですが、この名乗り方は実際あまり聞かず、名前だけ("I am Taro.")を言うことが多いような気がします。
これは「名前を覚えてほしい」という意図が感じられると思います。つまり、外国の耳慣れない名前を苗字まで名乗られても聞き取りづらい、覚えづらい、それより名前だけはしっかり覚えてほしいというようにも感じられるのです。こういうわけで、苗字を名乗ることは、公の場を除いてほとんどないのかもしれません。
自己紹介とは何のためにするのでしょうか? 出会った相手と仲良くなるためです。
趣味を話すにしても、覚えにくい固有名詞から入るのではなく、まずは共感してもらいやすい身近なものや、わかりやすいものを話題として取り上げる方がよいと思います。名前を言うにも、ニックネームを伝えたり、短縮した名前を伝えるなどの、相手に覚えやすいような工夫がいると思います。
間違えやすいスペル(nとmなど)は、"n for nice" "m for mouse" などわかりやすい例を付け加えると、より相手に伝わりやすいと思います。
ちなみに、アメリカにいた頃、「あなたの名前は Wikiki (ワイキキ)に似ているのね。知っている単語と引っかけると覚えやすいから、しばらくは顔を見たらワイキキビーチを思い出すことにするわ。」と言われました。
そういう覚え方もあるということですね。
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