cunnanってなんだろう?
英語の助動詞 "can" の古英語は、 "cunnan"(カタカナで読み方を書くのは大嫌いですが、あえて書くと「クンナン」) といい、 "to know how to" (やり方を知っている)という意味だそうです。
やり方を知っている→やり方を知っているから、それをすることができる→できる(現代の "can" 「可能」の用法)→だったら、そうするかもしれない(「可能性」の用法)
言語の意味的変化の歴史というのは、用法が細分化されていく流れに沿っていくそうです。
例えば、"may" の場合。
You are allowed to park your car here. → You may park your car here.
主語に対する許可「あなたはそれをしてもよい」→可能性「あなたはそれをするだろう」
この「可能性」というのは、話者の判断に結びついているので、この際の意味的変化の流れは、客観から主観への変化といえます。このような変化を "subjectivation"(主観化?)というそうです。
古英語もおもしろいけど、奥深い助動詞について、もっと知りたい今日この頃。
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