"Lift Off" ハーバード大学院での卒業式スピーチ
ハーバード大学院教育学部の卒業式で 、卒業生の Donovan Livingston さんが "Lift Off" (ロケット発射、打ち上げ、離陸) というタイトルでされていた、5分間のスピーチを先ほど聞きました。
あまりの素晴らしさに、ネット上で大変な話題になっているようで「彼はいつか大統領になるわね」なんていうコメントも目にしました。
スピーチの内容としては、先を生きるものとして、教育者は何ができるのか、何をするべきかを述べていました。
冒頭は、「教育とは、どのような人の生い立ちをも超えて、人々の境遇を等しくするものだ」という Horras Mann (1848)の引用詩から、静かに始まります。
しかし彼の主張は、今の時代の教育とは、そのように人々を等しくするように導いていくものではなく、教育とはてんでばらばらな素材をはりあわせることなのだと言っています。
困難や挫折などは負の評価に繋がってしまうけれど、負の事実からも新しい無限の可能性が生まれてきた歴史がある。だから、子どもたちのどんなところも見逃さず、すべてを吸収し、それを支えるものになっていこう。時間をかけて、子どもたちの放つ小さな光をつなぎ合わせていけば、やがて大きな確固たる形ができ、社会を照らしていくだろう。
熱意のこもった話し方に、終わった後は盛大な拍手が続いていました。
スピーチに選ぶ単語も "a shooting star(流れ星)" "comet(惑星)" "galaxy(銀河)" "sky(空)"など、明るい未来を感じさせます。
"Light up the world with your luminous allure."(あなたの輝かしい魅力で世の中を照らそう)
いいスピーチは心も頭も満足しますね。
全文つき映像はこちら。たくさんの方に、彼の生の声に触れてもらえると嬉しいです。
The remarks of Donovan Livingston,Ed M.'16, student speaker at Harvard Graduation School of Education's 2016 Convocation exercises.
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