食と友だちの関係を単語から繋げる

英語で「仲間」は "company" です。イタリア語では "compagno / compagna" です。

たくさんの英単語のうち、ラテン語語源の単語は、ラテン語系の言語(スペイン語、イタリア語など)とスペルや発音が似ています。"company" もそのうちのひとつです。


"company"の語源は、ラテン語の "compane" です。

com (一緒に)+pane (パン)= compane (一緒にパンを食べる仲間)

他の食べ物ではなく、パン(=キリスト教の考え方による、イエス=キリストの身体)を分け合って食べるということが、仲間であるという証明、または仲間として受け入れることだったのでしょう。


日本語の「なかま」も、『同じ”かま”のごはんを食べる』が語源となっているそうです。

土地、言葉、文化、歴史的背景は違えど、人間の考えることは古来から同じということかもしれません。


生きる基本である「食」をともにすることが、仲間という言葉に繋がるというのはおもしろいことだと思います。ひとつの単語から、人間の行動、またその背景的意識までも奥深く感じられる気がします。


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