「発音がいい」ってなに?

私の思う「英語の発音がいい」というのは、「自分の発した言葉が相手に正確に伝わる音が出せる」ことだと思っています。多少くずれていたとしても、正確に伝わっていれば、それは良い発音で話された言葉だと思います。「英語っぽい」音が出せても、相手に伝わらなければ、意思を伝えるという言葉としての役割を果たせていないので、それは発音が良いとはいえないと思います。


そもそも、英語と日本語では、言葉を作り出す個々の音が違います。それぞれの文字には、音の出し方のルールがあります。英語で言えば、そのルールを表したものが、発音記号や、音声学の○○音(両唇破擦音など)などです。

いわゆる「カタカナ発音」であっても、そのルールに則っていれば、「良い発音の英語」が発っせられていると思います。


とはいえ、発音記号や専門的な言葉を覚えるのは難しいことだと思います。

そのような方に、先日読んだ ”日本語で覚えるネイティブの英語発音” という本はおすすめです。英単語がカタカナ表記されているのですが、一般的なカタカナ表記とは違います。例えば、強音と弱音が文字の濃淡や大小で書かれていたり、発音のコツ、音のイメージなどもわかりやすく書かれています。発音記号の音の説明やその音を出すときの口腔内の音の作られる位置、語と語のリエゾン、文の読み方なども丁寧に書かれています。基本の発音が網羅されているので、ここに出ていない単語や文が出てきても、組み合わせていけば応用できると思います。一般的なカタカナ表記(= カタカナ英語の音)も書かれているので、見比べてみるとずいぶん違うことがわかる、とてもおもしろい一冊です。


文の構造を知るために、文法を理解しなければならないように、音の出し方を知るために、発音の規則も理解することはとても大切だと思います。


参考文献:島岡丘.(監修)島岡良衣.(著) 2013.

「日本語で覚えるネイティブの英語発音 ー3週間であなたの英語が見違える島岡メソッド」

ダイヤモンド社発行


************* 

「えいごなんでも屋」お問い合わせ先

Email : harmonious_aroma@yahoo.co.jp

Facebook : www.facebook.com/eigonandemoya(えいごなんでも屋)

Twitter : 中村和香子 @eigonandemoya 

英語レッスン たまに翻訳「えいごなんでも屋」

言葉は気持ちを表します。 普段使う言葉だけでなく、英語でも気持ちを表してみませんか。 気持ちを言葉にするお手伝いします。

0コメント

  • 1000 / 1000